2017年12月31日日曜日

事務局体制の重要な変更のお知らせ

 平素はみんなのデータサイトのご利用・活動へのご支援をありがとうございます。
 みんなのデータサイト事務局の石丸です。
 本日はみんなのデータサイト事務局体制の重要な変更をお知らせいたします。

 2013年の発足当時より私が事務局長を務めさせていただいてきておりましたが、この2018年1月より、新しく小山貴弓さんに事務局長の任を引き継いでいただくこととなりました。

 小山さんは、これまでもずっと事務局の中心的存在であり、大変有能な方で、骨身を惜しまずデータサイトのため活動してきてくださいました。
 チェルノブイリ原発事故の頃から故高木仁三郎先生の薫陶を受け、原発の問題に長く取り組んでこられた大先輩でもあります。

 みんなのデータサイトは、これから「アトラス版」と題した放射能汚染マップの冊子作成を行い、また、海外発信も強めてゆくなど、さらに活動の幅を広げてゆくステージとなります。様々なデータや情報を更に可視化していくことにもチャレンジしてゆきます。
 その新しい展開を前に、小山事務局長を中心に事務局体制をさらに強化し、私は、共同代表の一人として、またWEBチームの責任者として、これからも尽力してまいります。

 小山新事務局長を中心とした事務局体制となり、WEB部門も強化し、さらなる発展を遂げてゆくみんなのデータサイトを、これからもどうぞ宜しくお願い致します。

 これまで私が事務局長を務めさせていただいていた期間に、お世話になりましたすべての皆様に厚く御礼申し上げます。


               みんなのデータサイト共同代表 石丸偉丈拝




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 新事務局長就任に際し


 皆様、はじめまして! 事務局スタッフを務めてまいりました小山貴弓と申します。

 石丸さんより過分な紹介を頂きましたが、これまでの経緯を少し書かせて頂きます。
 2012年より高木仁三郎市民科学基金に「市民放射能測定事業・プログラムコーディネーター」として勤めさせて頂いた際に、各地の市民放射能測定室の皆さんと研究交流を重ね、みんなのデータサイト構想が持ち上がりました。
 以降は、研究交流会を実施しながら「みんなのデータサイト」の立ち上げに仲間の皆さんと奔走し、高木基金の3年間の任期を終えると同時にデータサイトの事務局スタッフとして働くことになり、立ち上げから4年強、みんなのデータサイトを形作って来ました。

 そして多くの皆様のご協力を得て、食品測定で1万件以上を登録することが出来、土壌測定「東日本土壌ベクレル測定プロジェクト」ではのべ4,000人のご協力で3,000ポイント以上の採取測定を達成し、ついに「日隅一雄・情報流通促進基金2017大賞」を頂戴するまでとなりました。
 ここまで大きな組織に皆様に育てて頂き、感謝の思いでいっぱいになると同時に、事務局としての役割が当初考えていたものより、はるかに大きなものとなって来たことを日々感じておりました。
 石丸さんの共同代表、事務局長、WEBの担当者という3つの顔から、ひとつでも引き受けられればということで、この度「事務局長」を担わせて頂くこととなりました。
 石丸さんにはこれまでと同様、共同代表のひとりとして、みんなのデータサイトの顔として、皆様に向け発信をさせて頂くことに変わりありません。
 私は得意な事務で事務局を牽引していくよう勤める所存です。

 至らぬところもあるかと思いますが、今後とも倍旧のご支援を賜りたく、2018年も何卒よろしくお願い申し上げます。


                              新事務局長 小山貴弓

2017年12月29日金曜日

マップ集・アトラス版製作遅れについてのご案内

【マップ集・アトラス版製作遅れについてのご案内】


 2017年1月に行なったクラウドファンディング(※1)、現在配布しているチラシ(※2)等で、
秋口に「マップ集・アトラス版」(※3)を発行する旨、ご案内をしておりました。
長期に渡り議論を重ねている間に、当初の構想を少し大きく展開し、単なるマップ集ではなく
様々なデータ集の要素も加え、読み物としての幅を持たせたものにしていこうという方向に
まとまって来ており、もう少し製作に時間を頂きたくここにお願いをするものです。
また、大口の助成金の獲得が最後の一歩で叶わず、資金調達や販売方法のアイデアを考えるためにも
お時間を頂ければと考えております。
 現在、2018年夏、8月初旬に発行をするべく準備をしております。
皆様のお役に立てるような1冊となるよう、力を尽くして製作してまいります。
11月19日の報告会に続き、2018年3月18日にも報告会を開催致しますので、その際にも経過報告を
させて頂きます。
 大変お待たせして申し訳ございませんが、何卒ご理解の程お願い申し上げます。

                             みんなのデータサイト一同

※1:主な使いみち⇒東日本土壌ベクレル測定プロジェクト・測定費用、環境濃縮ベクレル
測定プロジェクト・立ち上げにかかる費用。
※2:2017年4月25日ver。
※3:「マップ集・アトラス版」とは・・・ベラルーシ・ウクライナでつくられたRAD ATLAS

(ラド・アトラス)に習って製作する日本版土壌放射能マップ(大判のブックレット)の仮称。

2017年12月20日水曜日

「日隅一雄情報流通促進賞 大賞受賞のご報告」

「日隅一雄情報流通促進賞 大賞受賞のご報告」

この度、栄えある「日隅一雄・情報流通促進賞」大賞に、みんなのデータサイトの活動が選ばれました。12月15日、日比谷にて授賞式が行われ、メンバー一同で参列させていただきました。簡単に以下ご報告申し上げます。

今回は、森友学園問題を白日の下にさらした大阪の木村真議員、国会中継を文字起こしして各地でコッカイオンドクを展開してきた小原美由紀さん、SEALDsの活動を記録し発信してきた尾崎孝史さん、という錚々たる受賞者の方々と共に、「みんなのデータサイト」が栄えある大賞をプレゼンター落合恵子さんより受賞を受けました。大変光栄な機会でした。

<受賞者>
大 賞:「みんなのデータサイト」の活動(共同代表:石丸偉丈、阿部浩美、大沼章子)
奨励賞: SEALDs参加者への取材活動(尾崎孝史さん) 
特別賞: 森友学園問題にかかわる情報公開を含む調査活動(木村真さん)
特別賞:「コッカイオンドク!」活動(小原美由紀さん)




今年の選考基準は、市民による情報の発信・流通に着実に取り組んでいる活動に焦点を当てられたということを伺いました。その面でも、大きなデータを市民力で着実に積み上げ、放射能の問題の可視化を続けているデータサイトがふさわしい、と大賞に選んでいただけたようでした。並み居る素晴らしい活動が多数ある中で、私たちが大賞を受賞できましたことは、本当に光栄でありがたいことです。
また、資金面でいつも厳しさのある市民活動ですので、副賞として30万をいただけたことも、活動継続への力となり、大変ありがたいことでした。

この大賞は、「みんなのデータサイト」全体と、ご協力くださった全ての方に贈られたものであるとスタッフ一同は認識しております。参加34測定室・スタッフはもちろんのこと、土壌プロジェクトに取り組んでくださった延べ人数4,000人以上の採取者の皆様、資金面でサポートをしてくださった多数の皆様、支援団体の皆様のおかげで、この賞をいただくことができました。改めてこれまでご支援・ご協力いただいた皆様に、心より感謝申し上げます。

尊敬すべき故日隅一雄先生のお名前が冠された栄誉ある「日隅一雄情報流通促進賞」の2017年大賞をいただけましたことを、ここに感謝と共にご報告させていただきます。
ありがとうございました。

みんなのデータサイトは、これから放射能汚染マップを冊子にまとめる「アトラス版」作成プロジェクトや、海外発信の強化などに取り組みを強めてまいります。
まだまだ私たちがやるべきことは山積しております。
これからも、ますます皆様のご支援・ご協力を賜れますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。

                みんなのデータサイト スタッフ一同

受賞者の皆様と記念撮影