当日は、北は北海道・南は九州から16の「みんなのデータサイト」参加測定室と一般の方あわせて70名を超える参加がありました。一般の参加者の多くは関東地方からの参加でしたが、遠くは四国からわざわざ当イベントの事を知って駆けつけてくださった方もいらっしゃいました。
人々がつながり合える貴重な第一歩となりましたことを深く感謝申し上げます。
以下、当日の模様を簡単にご報告申し上げます。
今年始めに、みんなのデータサイト内に登録された食品測定データは1万件を突破しました。今回は、そのデータを解析し、セシウムの検出傾向を大沼章子から解説しました。質疑応答の時間にも活発な質問がありました。
次に「東日本土壌ベクレルプロジェクト」についての説明や、実際の土壌の採取方法、これまでに測定したデータについて実際にサイトでどのように公開をしているのかをご案内しました。
実際に、既に採取をスタートしている地域の採取グループの方々、測定を担当している測定室からもそれぞれ、どのように取り組んでいるのかなど具体的な事例を発表をしていただきました。
これから、採取をしてみようと思われている方々へのヒントになれば幸いです。
後半は、分科会形式で4つのグループに分かれて、人々が意見交換をしたりつながり合う時間になりました。どのグループも、膝を突き合わせて活発な意見交換、交流が出来たようです。
1人で取り組めば測定結果は「点」ですが、人々がつながり合う事で、点と点が結ばれて線になり、線が増えればそれはやがて面になる・・・。
このプロジェクトを進めて、未来の子どもたちのために記録を遺そう、自分たちの身近な場所の様子を知ってつなげて東日本全体の様子を知ろう。そんな共通の思いで結ばれた、温かいひとときとなりました。
今後約1年間で、あと1500カ所の土壌を採取・測定していくという、壮大なプロジェクト。
絵空事と笑う人もいそうなこのプロジェクトですが、お一人お一人のお力を借りながら
前に進めて、地図をつくりたい。それはきっと、今なお放射能による被害や不安、賠償の無い暮らしなど、さまざまに苦しんでいらっしゃる人々のために「山を動かす」ことにもなるのではないかと思っています。
お忙しい中、ご参加くださったみなさまに深くお礼申し上げますとともに、ご来場いただけなかった方々にも、是非今後も当プロジェクトにご関心をお寄せいただき、応援していただけましたら幸いです。
みんなのデータサイト土壌プロジェクトのページはこちら→http://www.minnanods.net/soil/
お詫びと訂正:当日配布したホチキス止めの資料の最後のページ、測定室一覧表に一部誤りがありました。お詫び申し上げます。(訂正箇所: 福島の測定室名が正しくは、「NPO法人ふくしま30年プロジェクト」 です。 また名古屋Cラボの住所・メールアドレス等が変更になっています)
以下のURLから最新版がダウンロードできます。お手数ですが差し替えをお願い申し上げます。
https://drive.google.com/open?id=0B-NRWsm0WBc0MzAwb3ZUcEtMMGs&authuser=0